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IFO注文のメリット・デメリット

IFO注文はIF-DONE+OCO注文の略で、IF注文とOCO注文を同時に行うことができるので、さらに柔軟なエントリーをすることができます。
つまり、IF-DONE注文による指値(逆指値)によるエントリーと、立てたポジションの損切りポイント・利益確定ポイントの指定を同時にやる注文です。

少し複雑なので具体的な数字を交えて説明していきましょう。
たとえば1ドル100円が抵抗線で101円になったらロングで入ることでブレイクを狙いたいとします。
その上で1ドル99円を損切りラインにし、1ドル105円を利益確定にしたいとします。
IFO注文であればこれをすべて1画面で指定して出すことができます。

指値・逆指値も指定できますので、ロング・ショート・決済・損切りをより有利に指定することも可能です。

エントリーポイントを成り行きではなく、指値で入れるのは大きなポジポジ病の人にとても有効です。
とにかくポジションを持っていないと気がすまない人っていますよね。
こういうポジポジ病の人はぎりぎりまでひきつけることができないので、利益は少なく損失は大きくなってしまいます。

そこでエントリーポイント・利益確定ポイント・損切りポイントをすべて指定することができるIFD注文を使えば、100%ルールに沿った取引ができます。
注文を出してしまえばパソコンを切ってしまっても大丈夫なので、チャートの上がり下がりを見てハラハラしたりします。
指値をキャンセルして利益確定を急いだり、損切りを引き伸ばしたりすることもありません。

ただ、指値や逆指値による注文は落ち着いた相場でやることをお勧めします。
というのは、ボリンジャーバンドや一目の雲、トレンドライン等は時間の経過とともに切りあがったり切り下がったりします。
そうすると、それぞれのポイントを修正してやる必要が出てきます。
当然IFO注文で出した値は当初のロジックとずれたところに取り残されます。

条件に合わずに指定した期間が過ぎて注文自体が流れてしまう分にはまだ良いのですが、ずれた末に注文が通ってしまうと利益減少や損失拡大の原因になりかねません。

IFO注文でよいシーン、しばらくチャートに張り付いていたほうが良いシーンを見極める目を持ちましょう。