外国の経済を知る

始める前にデモトレードで予習

参考書で勉強して一通りの事がわかったら、口座開設の前にやっておきたいことがあります。
それは、デモトレード。
仮想通貨で実際の相場を相手に練習をするのです。
これなら、いくら負けても損をすることはありません。

一部の会社では、本口座を開設しないとデモトレードができない場合もありますが、基本的には証明書なしでデモ口座を開設することができます。
登録をするとデモ口座用のIDとパスワードがメールで送られてきますので、なくさないようにしましょう。

FXを始める前にデモトレードが大切なのは、単にトレードの練習をするためだけではありません。

そのFX会社が提供しているトレード用ソフトの使い勝手をチェックすることを忘れてはいけません。
メタトレーダーのように外部のソフトが使える会社もいくつかはありますが、ほとんどの会社は独自ソフトを導入しています。
それぞれ特徴があり、使う人によって好みが分かれてきます。
チャートが見やすいか、必要なインディケーターは揃っているか、柔軟なカスタマイズができるか、エントリー・決済はスムーズにできるか、などしばらく使って確認しましょう。
ワンクリックで指し値エントリーと利確ポイント・損切りポイントが同時に指定できる会社もありますよ。

また、トレール注文のように、会社によっては使えない機能もあります。
後になって欲しかったのに、というようなことがないようにしたいものです。

デモトレードでソフトの使い心地を把握し、ある程度勝てるようになってきたら、そこで初めて本口座を開設します。

実際のお金を入れての本番ですが、いきなり全財産つぎ込んで大きなロットを張るのはやめましょう。
練習と本番は違います。
欲や緊張、恐れが冷静さを奪い、デモトレードでできていたことをできなくしてしまいます。
また、ほとんどのFX会社はデモ口座と本口座を別のサーバで運用しています。
たとえサーバのスペックが同じでも、利用者数が違えばレスポンスが変わってきます。
デモトレード同様の環境かどうか確認できるまでは、大勝負は控えましょう。
デモトレードでは決まっていた決済が、本トレードではすべりまくりというのでは、話になりません。